相続税 ~自宅とお金と相続税~

相続税を支払う方で一番多い財産額は1億円以下です。億万長者の少し手前の家庭が相続税のターゲットです。
国税庁のHPに詳しく記載されていますが、相続税の申告書を提出している半分以上が1億円以下の財産額です。
自宅が財産の大半を占めて、退職金の分のお金が残っているというご家庭に注目したいと思います。すごくシンプルな財産構成なので、相続対策をした方としない方では大きく税金の負担が違ってきます。
本人が相続について心配で、相続対策を考えている方もいれば、相続人である子供が相続について心配で、相続対策を考えている場合もあり、そんな方が私のところにパラパラとご相談が来ます。

太郎(仮名)67歳「大した財産がないのだけど、相続税が心配です。どうしたらいいかわからず悩んでいたところ、友達に相続専門の税理士Fさんの話しをきいて相談に来ました。」

税理士F「相続税に関しては、一生に一度かかわるかどうかの税金で、自分自身の相続についてとなると、自分がいなくなってからのことなので、なかなか想像もできませんし、心配が募るばかりですよね。まず、何が問題か現状を把握することに努めましょう。」

太郎「ああ、そうですね。財産は自宅5,000万円と退職金分の預金が3,000万円です。自宅は買った時の値段です。いまも土地の値段はそんなに変わってないと思います。」

税理士「なるほど、そうすると、相続税はかかりますね。相続財産が約1億円だとすると、相続税は630万円です。」

太郎「ああ、そうですか。相続税を支払うことは、やぶさかではございませんが、子供たちがもめないようにしたいです。そのうえで、相続税が下がったら、良いのですが。。。」

税理士F「では、ご自宅の路線価をしらべてみましょう。世田谷区・・・むむむ。やはりこの辺の土地は高いですね。路線価470,000円です。ご自宅って何坪くらいありますか」

太郎「30坪くらいですかね」

税理士F「では、約100㎡だとすると、土地は4,700万円の相続税評価額です。それに、現金が3,000万円なので、7,700万円が相続財産になります。」

太郎「ああ、あと株を持っていましたな。約1,300万円くらいです。それと、保険に入っていますので、私が亡くなった後には、2,000万円くらいが妻に行く予定です。」

税理士F「なるほど、それらも相続財産を構成しますので、足していくと、、相続税さんの合計が1億1000万円ですね。これだけの財産があれば、確実に相続税はかかりますし、何かしらの対策は必ず必要ではないでしょうか」

太郎「まあそうなんですが、どうしたものかと。。。」

税理士F「うーん、相続財産がたくさんあるというのも悩みですよね。うらやましい限りですが、正直全部使ってしまうのも、対策の一つですよ。」

太郎「ワハハ、そうだな、全部使ってしまって、子供たちは自分たちの力で生きてもらうことが一番ですかな。」

税理士F「もちろん、できるだけたくさんのお金を次世代に繰り越すのは、太郎さんの使命でもありますから、子供たちが残った財産でもめないような対策や相続税を支払ってできるだけ手取り額を増やせるような対策をするのか、、ご検討くださいませ。」

太郎「うむうむ、、このまま私が亡くなった後に、残った財産を妻や子供たちに勝手に分けてもらえたら良いかとも思っていたが、税理士さんと一緒に計画的に相続を迎えることのほうが良いような気がしてきました。」

税理士F「はい、そうですね。我々は仕事柄生前のうちにしっかり対策をしてきた方と、そうでない方を見てきましたので、やる意志さえあるなら、私たちにお任せください。一緒に考えていきましょう。」

太郎「なんだか漠然とした不安があったが、そして、特に何か動いたわけでもないが、心がすっきりした気分になりました。」

税理士F「そうですね、第一歩を踏み出すことが重要です。ご相談にいらしてくれた時点で、問題は半分以上解決します!!引き続きよろしくお願いします。」

さて、こちら太郎さんは、きっと満足して帰られました。その後、1年以上の期間をかけて話し合い、納得がいく対策が練れたと思います。

 病は気からということで、こういった税金の不安や争続の不安がある方は解決に向けて動き出しましょう。

是非、一度ご相談ください。

船越俊平

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