会社のオーナーは株主です。会社の経営者は取締役です。中小企業の場合、オーナーと経営者はイコールの関係が多いです。
株主と取締役がイコールではない場合、取締役は株主から会社経営を委任されていることになります。そこで取締役は「経営のプロ」として株主に対して善管注意義務を負うことになります。善管注意義務とは善良な管理者の注意をもって職務を負う義務です。
善管注意義務違反として、自分又はその身内に対して利益を図る行為、会社に損害を与える目的で行使される行為、一般的な経営判断として著しく不合理であった行為、これらがよく裁判になる行為です。取締役の皆様、ご注意ください。
2024.09.30