国が特定の団体に継続的に納税の免除または軽減を行う行為を行っていた場合、この行為が法であると納税者との間に一般的に定着した場合には慣習法として行政先例法の成立を認めるべきである。
このことについて争われた判決があります。
国民健康保険団体連合会は長年法人税の課税をされていませんでしたが、この度国税当局からの指導により法人税の納税を課されました。国民健康保険団体連合会は今まで国税当局から課税されていないのだから行政先例法が成立している旨主張しましたが、裁判所は租税法律主義等々を持ち出してこの請求を退けました。行政先例法について言いたいことはありますが、1番言いたいことはなぜこのタイミングで課税?ということです。何があったのか、それがとても気になります。
2024.09.30